「会って話したい事がある。今から家に行ってもいいか?」
最近の彼のTweetを思い返すと、これはもしや結婚の報告でもしにくるのか...
もしかしてあいつの事だから、彼女を紹介しにくるんじゃないか!?
電話を切った後、一人で家の中の掃除を開始。
なんせ妻は、幼稚園のママ友の家で会合中。
夕飯の準備にも取りかかった方がよいだろうか...
彼とは、音楽学校で行なわれた2次試験の会場で知り合ったのが、最初の出会いだった。
あの時、一人暮らしを始めたばかりの僕にとって、1年先輩の彼は、とても大人に見えたものだった。まだ友達がいなかった僕は、知り合いになれた事がとても嬉しかった。
何年か連絡が途絶えた時期もあったが、かれこれ22年の付き合いになる。
そして小一時間ほど経った後、インターホンが鳴る。
一人っきりで立っていた。
いつものように、酒をぶらさげてやって来た(いつもありがとう)
お互いの近況を話した後、
「俺さ、11月一杯で、田舎に帰ることにした」
と、予期せぬ言葉が出てきた。
次回続く
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